「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

満を持して、ふかひれスープ


賞味期限切れのふかひれスープを食す (2013.10)





これはふかひれスープの濃縮パウチである。
この旅+++リンク+++の時、東北道「金成PA」の売店で買った。
そう、あれは2010年4月のことだった。
その後、保存も効くということで我が家の台所の一角にひっそりと置かれたままのパウチ。
しかしそれから約一年後、東日本大震災がこのパウチの生まれ故郷を襲う。





もう、しばらくはこのふかひれスープを入手、賞味することはできないであろう、そう思った。
この製造元も恐らくや甚大な被害をこうむっているにちがいない。
そうだ、この会社が立ち直ったらそれを祝してこのスープを食そう、そうだ、それがいい・・・


・・・と胸に誓って早2年半。
偶然にもボクの免許取得記念日であり中嶋悟選手の誕生日であり、
またポールフレールの命日で在るところの、そのパウチの賞味期限はとうに過ぎ、
製造元のホームページのワッチもまともにやらず月日は経った。
ボクの震災認識はこうして薄れていったと言ってもいい。


最近、台所の掃除をした。
このパウチがひっそりと棚の上に佇んでいた。
そうだ、この会社、どうなっただろう・・・+++リンク+++
なんということか、震災三ヵ月後には一部操業を開始、
同年12月にはふかひれ製品の出荷も再開しているというではないか。
と、いうことは、賞味期限内にこのふかひれスープは食べれたのです。
ボクがちゃんとホームページをワッチしてれば・・・


水に溶き、火にかけ、最後に卵を溶いて流し入れた。
ふわふわトロトロのふかひれスープは賞味期限を大きく過ぎてもおいしくいただくことができた。
あの震災直後、ボクは仕事で被災者と何度も電話で話した。
「大丈夫大丈夫、家は流されたけど生きてまーす」
これは空元気なのか、いやいや、じつに生々しい生命が発することばに違いなかった。
忘れることが出来ない。


このふかひれスープもボクは震災の出来事の一部にした。
この製造元の会社が再建されたら食べよう、と思いながら、
再建できなかったらそのまま封を切ることは出来ないぞ、とも思った。
しかしこうして、なにはともあれ封を切ることが出来た。
復興はまだまだ道半ばである。
またいつか、東北にふかひれを求め旅に出ようと思う。



※賞味期限切れの食品を食べるかどうかは自己責任です






前田恵祐



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