「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

東海道線・静岡発東京行直通電車338Mを満喫する旅

3月改正でなくなってしまう前に...(2012.2)
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 かつては在来線で長距離旅行をしたものだ。私は母方が東北だったから、特急や急行、東北線や常磐線を回ったりして、弁当やお茶を買い込んだりしながらゆっくりと旅情や風景、生活感や訛りの変化うつろいを見聞きしながら行く楽しさがあった。旅とはそもそもそういう側面がある。AからB地点、目的地へ移動すればそれでいい、それだけではなかったはずなのだが。



 JRからも長距離在来線列車がどんどん消滅しているのは周知のとおりだ。新幹線の整備が進み、さらにというなら飛行機を使う。時間を金で買う、それもいいが、私は旅に時間をかけるのが嫌いではないし、それも醍醐味だと思っているから、飛行機や新幹線にはあまり縁がない。しかし鈍行を乗り継ぎ乗り継ぎというのもしんどい。そんなときに長距離直通列車があるのはとてもよかったわけだが、東海道線東京口においては、この3月の改正で静岡・東京直通一日一往復の各駅停車便が廃止されることになった。JR東海の車輌、しかも優等列車用車輌を普通列車として運用し、東京まで乗り入れてくるいうなればレアな便がなくなる前に、乗っておくことにした。往路も鈍行、向かうは静岡。






 いつものE231でスタート。(戸塚駅)






 途中、E233、快速アクティーに追い抜きされつつ。最近はこれに置き換えられた211系がホントに目立たない存在に。東京口の211もそろそろ完全撤退?なら早く乗らないと。






 国府津から御殿場線回りを選択。ワンマンカーでバスみたいに運賃箱あり。TOICA、SUICA使用制限。昼は2連でワンマン運用が多いみたいです。それにしても爺さん婆さんが昼からビールにアタリメで騒がしいの何の。






 単線を行き違う。まだつぼみの梅林や蒲鉾工場を横目に足柄路を行く。JR東海313系はツルンとしたマスクにLED照明が美しい。






 車内広告のコレが気になった。






 沼津着・・・これ、何?






 沼津からは、JR東海ではまだまだ現役211系に乗車。反対ホーム停車中は小田急直通の「あさぎり」かな。新幹線みたいなカラー。丁度小中高生の帰宅時間と重なりましたがみんな車内マナーがとてもよい。高校生はチャラチャラしているような生徒でも優先席はおろか、それ以外の席にもあまり座らず他の乗客に配慮している様子が見られた。






 じつはきっぷは静岡の2つ手前、草薙まで。ひとつ用を足さねばならなかった。






 その用事とは、この画像に写っているどこかで買い物をしなければならなかった(?)わけですね。ならなかった、というか、したかった、というか、で・・・






 その領収証。静岡といえば、「魚新」の魚である・・・






 この「シバタ」の押印の意味がわかればそれで結構。






 こちらはJRから数百メートルに位置する、静鉄「草薙駅」。






 ここでTOICAを記念に買って、その場でIC入場。いざ静岡へ。






 昼過ぎに出て、もはや暮れなずんでいる静岡駅。






 静岡に来たら、「サカナ」でしょう(笑)・・・ちなみにわたしはあまり駅弁を食べません。






 保土ヶ谷から東京以遠の定期券はあるので、保土ヶ谷まで購入。(入場後撮影)






 19:30発の東京行き338M列車。実家への土産を買ったりいろいろしてもまだ早く、ホーム上で1時間近く暇を潰す。幸い暖かい日だったので助かった。






 18:40前後の静岡駅ホーム。人波疎らと感じるのは首都圏生活者の目であろう。車内はすし詰めになっていない。金曜夕のラッシュがこの程度ならどんなにシアワセか。静岡に住もうかなマジで。みんなマナーいいし。






 けっこう313系+211系の混結も多い静岡ですが、あまり美しくない。やっぱり美しいデザインなら統一で。乗り心地もいいし、313系気に入りました。







 JR東日本のブラックフェイスと違って、プレーンでいて美しい。





 そうした暇つぶしののち、次第に、どうやら「同好の士」も集まり始めた。





 そしていよいよ・・・








 キターッ。入線。JR東海373系電車・・・同好の士、多数。






 白にオレンジのライン、サイドはステンレスという、JR東海カラーは統一のイメージ。2ドアでフラッシュサーフェース化された大きなサイドウインドウが長距離優等列車の雰囲気。






 「普通」のヘッドマーク。






 「東京行き」






「9号車、自由席」






「クモハ373-6」JR東海はクモハが多く、先頭車両で動力音を堪能できる。






 内装はこんな感じ。デッキとの仕切りはなく、スモークガラスで前方視界も確保されているが、展望仕様ではないので、座ると見えない。






 「普通 東京行です。」間もなく発車。






 いろはす温州みかんとともに。





 静岡ではあまり混雑していなかったものの、各駅で次第に乗客は増え、立ち客はいないもののほぼ満席に。それも新蒲原あたりでほぼ元通りに。次に乗客が増えてくるのは熱海から。時間も遅くなり、まぁご帰宅モードなのはわかるが、ビールを開けるわゴミを持ち帰らないわ、JR東日本エリアの客のほうが、明らかに民度が低い。マナーが悪い。この日私が目にしたか限りにおいては・・・と一応言っておこうか。






 前照灯点灯状態。






 「次は 函南」・・・僕の同級生の社会科を教えている教師は、「ハコナン」と読みました。



 さて、肝心の乗り心地については、やはり、優等列車用車輌ということもあって、ユッタリとした中にピシッとした安定感があり、窓も大きく、昼間ならきっとさらに快適な旅になるんであろうな、と思わせる。しかし、夜汽車のふぜいもまた格別。ネオンや家々の灯火、トンネルの照明、漆黒の海・・・かわるがわる訪れる車窓の表情を満喫するのも悪くない。音や振動の処理がやはり手厚くて、常に滑るようになめらか。それも人を疲れさせない重要な要素。






 「次は 熱海」・・・丹那トンネル内。この長大トンネルの難工事は語り草。しかもトンネルは丹那断層を横断しているらしい。地震が来たらどうなるんだろう。






 そしていきなり飛んで「次は 新橋」。携帯の電池がかなりヤバかったんです。JR東海の車輌で、気に入っている新橋の発車メロディ「ひだまり」を聞くのもまたいい。川崎あたりから雨が落ち始め、盛大にホイルスピンを繰り返す373系。さすがに立ち客は減ったが、この時間に東海道で東京を目指す人がけっこう多いのは意外だった。金曜だからか。






 そして終点「東京」。LED行き先表示の隣ホームはE233。






 広くワイドなフロントガラス。






 やれやれお疲れさん。






 反対ホームから。






 そして地下1番ホームから、この日ブレーキ部品にクラックがみつかり全車緊急点検が決まったE217横須賀線久里浜行きで、今回の乗り鉄はフィニッシュ。





 私は新幹線にシフトしていくのはあくまでもJRの都合でしかないと思う。設備投資もしたし、新幹線で大いに収益を上げなければならない事情もあるのだろうが、在来線特急や急行の需要は本当にないと言えるのだろうか。速達便には速達便の魅力は確かにあるが、人の歩みの速度により近い在来線のほうが、どこかホッとできる、体内時計が調整しやすいような、そんな良さがあるように思える。ま、それも東京口においての話しであって、373系や在来優等列車に乗りたければある場所に乗りに行けばいいだけのことではある。





 それより。わたしは3/3に運行される157系カラーに塗られたコレ↓のほうが気になる・・・





http://jres.jp/news/docs/haru_tuika.pdf
 







前田恵祐



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