「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

Monthly Talk 201009


01Sep,2010



 スタジオパークに珍しく上戸彩が生出演していた。上戸彩の生トークは珍しい。視聴者からの「好きな男性のタイプは?」の質問に「全体を見れる人、みんなの幸せを考えられる人」と答えていた。いささか教科書どおりの受け答えではあるが、じつに難しい注文だ。男というのは元来理屈っぽく自分の価値観や世界観に固執しがちである。自分も含めて。


 中嶋悟も「まわりを見れるヤツほど運転はうまい」と著書に綴っていた。これは危険予知の意味においての記述。明らかに自分しか見えていない自己中なドライバーはいるしたまにそうなりそうな自分に気付いたりもする。無意識は怖い。視界は360度、あらゆるリスクや可能性を想像して…ま、それはクルマの運転に限った話しでもないね、中嶋さんはそう言っているような気がする。


 例えばクルマの事を書いたり語ったりするにも、いつもクルマのことばかり考えていてはダメである。べつの何かからヒントを得たり刺激を受けたりする。僕の読書はもっぱら「クルマ以外」だ。自動車雑誌はほぼ読まない。敢えて離れた。視野狭窄は物書きにとって致命的。


 今こうしてこの文面を書くのは出勤途中だったりする。バス車内で書き始め朝マックで推敲、駅ホーム15番グリッド上でなお手直しし今は横須賀線クハE217-40車内。まったく関係ない、例えば仕事中に突然文章が「降りてくる」ような自分だが、結構これが掲出するまでに成長するネタ元になったりする。別角度からクルマのことを書く自分を見ることができているのが効いていると思う。複眼。いざ自宅PCと向き合って「さあ書くぞ」と意気込んでもマシなものにならないこともまま少なくない。


 例えば芝居の世界も同じで、若いうちからヘタに芝居一本で食って来た人より、色々回り道して、例えばサラリーマンやアルバイトを沢山経験した苦労人の芝居のほうが描写に深みがある。含蓄がある。物書きも同じ。物書きにはなりたいが世を忍ぶ仮の姿たる”仕事”は欠かせないと思っている。サラリーマン生活で得られるものは小さくない。断言できる。それに、物書きだけでは喰えるほどに稼げない可能性、高いしね。


 まあ、そうして、人生、視野や世界観を広げるには固定観念やこだわり、あるいは日常の自分から自ら外れようとしたり、自分の中に別の視点を持つのは重要。そして何より自己検証。で、見渡す、見渡せる視点と眼力。とても難しい。


 上戸彩の注文とは、つまりそういうことだったりするんだと思う。彩チャンにキラわれないように頑張ろっと。ファンとして、そこは思いあらたにするわけである(笑)。










前田恵祐


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