「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

Monthly Talk 201102



01 Feb 2011



毎年この時期になると思わず顔をしかめたくなるのが花粉症薬のCM。
あのスギ花粉がプワァ~ンと漂う図を見るだけでハナがむず痒くなる、
そう、このボクも30年来の付き合い、立派に花粉症である(誇れることではない)。
昔は花粉症なんていわなかった。
アレルギー性鼻炎。
ま、そのアレルギーの原因が花粉とほぼ特定できたからそう呼ばれるんだろう。
僕の場合若干ハウスダストにも弱い。



不思議なのは、
ここ数年、翌年の花粉飛散量の予測をしていて、
多かったり少なかったりを前年冬あたりから言うようになる。
その時期から、背筋はゾクゾクさせられ、イヤな季節の到来を予感させられる。
しかし、どうだろう。
実際にその「飛散量予測」なるものが、個人的にはあまりアテにならんな、
という感じを受けている。
当たらない。
多いと言われてもあまりピンと来ないし、少ないと言われても変わんないなぁ、と思う。
ハナの穴や目の面積は変わらないから、花粉が多かろうと少なかろうと、
身体に吸入される花粉の量自体はあんまりかわらないのかな、などと考えてみたりもする。



そこで、ハタと気がつく。



ニュースで花粉飛散量予測が出始めるとほぼ同時期に始まるのは花粉症薬のCM。
ヘタするとニュースで飛散量の話しをやった直後のCMがこれだったりする。
そう、これは情報操作だよ、と(笑)。
今は不景気だからね。
マスコミと製薬会社、あるいは広告代理店が協力して、
花粉症薬や予防グッズの売れ行きを伸ばそう、そういう趣なんじゃなかろか。
そういえば、ニュースではさすがに薬の宣伝はしないが、
グッズの販売コーナーの盛況ぶりを報じたりもする。
花粉が少ない、という年だってやってるんだから。
そうか、そういうことだったのか。
あるいは、そういうことだったのかもしれない、くらいにしておこうか。



マスコミも所詮はコマーシャリズム。
民放テレビ番組は公平性を高めねばならないニュース番組とて、
スポンサーマネーによって製作される。
企業側も広告マネーの有効活用を考えるから、よりマスコミとのリレーションを強める、
これは自然な考え、成り行きというものだろう。



とはいえ。



あの公共放送であるNHKでも花粉の話題はやる。
グッズ販売コーナーの盛況ぶりも放送する。
NHKは今、受信料の徴収率低下を防ぐことに躍起になっているが、
受信機器を保有する世帯全てが適正に受信料を支払ったとしたらどうか。
それでもNHKが花粉飛散量予測をやったとしたら、
僕のカンチガイは見事立証されることになる。



自動車マスコミにも同じことが言えるんじゃないだろうか。
本や雑誌を買う側がより公平性の高い記事や言論を求め、
それに対して適切な対価を投下したなら、
自動車マスコミもよりユーザー側に立った記事を堂々と展開できるはずだ。
もちろん、低コストで媒体運営をおこなう努力は必要だが、
その活動に値打ちを見出し、より公正な記事や質の高い内容を求めるなら、
それに対しきちんと対価を支払うべきだ。
カネも払わないのに自動車評論家やモータージャーナリストはメーカーの家畜だ、
などとのノタマウのもほどほどにしたほうがいい。



みなさん、受信料のたぐいは払いましょう。







前田恵祐


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