「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

Monthly Talk 201211


01 Nov 2012



 僕は時に夜型だったり昼型だったりする。だからハラが減る時間がバラバラで夜中にいきなり「肉まん喰いてえ」となることもしばしばだし、普通に昼食をおにぎりにするかサンドイッチにするか迷うこともある。そう、僕は近所のコンビニの常連なのである。店員さんには「あ、いつもの顔だな」という顔をされる。悪いことはもう出来ない。


 そういうわけだからこちらも店員さんの顔を覚えるわけである。オーナー夫妻をはじめとして、あの顔この顔、これは新顔だな、とか。そしてキャラクターの濃いナイトシフトの店員さん。アニメ声の中年女性はもうかれこれ十年はあそこにいるんじゃないかな。ここ数年男性陣は入れ替わりがあって、サッカー焼けと思しき黒めで小柄の体育会系中年と、最近は小林旭然としたベシャリが特徴のヤサグレ中年が加わった。ね、濃いでしょう、キャラ。


 昼シフトの店員さんは非常に爽やかな印象だ。そういうふうに教育が行き届いているんだろう。年齢層は、でもあんまり変わらないかな。爽やかなのと、柔軟な対応も特徴だ。世間話じみた会話にもなったりするくらいだ。そうしたあたりが明るい店舗の雰囲気作りに一役も二役も買っていると思う。しかし、ナイトシフトの店員さんは、まぁそういうわけだからちょっと毛色が違うわけである。アニメ声の中年女性はたしかに可愛い声だが顔が笑ってない。サッカー焼け風の中年男はまるで試合後のロッカー室で荷物を詰めるようにレジで商品を袋に詰めるし、小林旭オトコにいたっては割り箸の先端で袋を切ってしまうというガサツさだ。手の動きは速い。


 全般的にナイトシフト陣は人と関わるのがニガテ系であるように思わせる。目を合わせようとは決してしない。作っているキャラクターも、なにか本性を見抜かれない為のバリアーを張っているようだ。確実に客の減るナイトシフトを選ぶ理由も見えてくるような気がする。どこかワケあり風。べつにそれが悪いといっているわけじゃないからね。人それぞれに仕事の仕方というものはあるだろう。適職ってモノもあるだろうしね。


 夜更けにコンビニに入るのはどうも後ろ暗い気がする。カタギじゃない気がする。もしかするとナイトシフトの彼らにもそんな思いがかすめているのかもしれないな。夜は人気も少ないから、そりゃあマトモな客ばかりとも限らぬて。招かざる凶器とともに入店してくる輩だっていないとも限らない、その緊張感もあるような気がする。そりゃ昼シフトのようにホノボノと世間話という気分にもなれまい。明るいカラーのコンビニの制服を着用しながら彼らの顔はどこか労働者然としている。夜中の倉庫でピッキングのバイトでもしているような人種に近い気がする。


 24時間営業のコンビニには、それは当然のように昼の顔と夜の顔がある。昼のコンビニに慣れた人がナイトシフトの店員さんを見るとちょっとびっくりするかもしれないし、夜に慣れた人は昼の店員さんの優しい雰囲気に違和感を感じるかもしれない。そういう違いがハッキリある。僕の行きつけの店に限らず、それはどの24時間営業の店舗においても同じことだろう。


 でも僕はそのコントラストが決して嫌いではない。












前田恵祐


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