「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

Monthly Talk/01 JUL 2013



 

「裸の王様系会社」
 これは大企業というより中小のオーナー系企業が陥るパターン。経営者があまりにも持論の風呂敷を広げすぎるがために部下達は何もいえなくなるという情況を指す。あるいは、部下が何かを言おうとするとそれは「反抗」とみなされる可能性が高いため、部下達もそのリスクは避ける。だからどんどん「何も言わなくなる」。しかしオーナー社長群のあの自信と独り善がりはどこから来るんだろう。気がついていない「オレ様」っぷりはハタでみていても笑えるくらいなんだけれど、それが会社を錆び付かせていることにも気がつけない。ま、そもそもが「空気が読めない」から「人の下でうまくやれず」挙句「自分で会社を興すしかない」というストーリーになっていくんだろうね。


「帰属意識系会社」
 これは看板のデカい大企業のパターン。まずそこにあるのは優越感。社員全員が優越感に浸っている。大船に乗った心地とでも言うのか。だから良くも悪くもへばりついた「慣例」というものに逆らえない。新しいアイデアが生まれても、それは「慣例に反する」という理由で簡単に却下されていく。だからどんどん会社は旧態依然としたものになっていく。旧態依然としていようと、そこはそれ、大船に乗っている心地だから他と比較して自らを測位する必要もないし、どんどん盲目的になっていく。やがて気がついたときには「時既に遅し」のパターンだよね。まさしく錆というものはそのようにして進行してゆくのです。


「アタマでっかちエリート意識系会社」
 どこから出てくるのかエリート意識。自分達は選ばれた人間であるという根拠の無い自信、盲信。それを示すように、会議はいつまでも結論が出ず、長くなるばかりだし、決めなければ動かない事柄へのスピード感も無い。そのために顧客へのサービス品質が落ちようとも、自分達の「有能な」頭脳を使って時間をかけて導き出される結論を信じて疑わない。しかも打ち上げとか忘年会ではどこまでも自分と自分達を労い労い合う気持ち悪い人種。そんなに自分が可愛いか。「有能」な「自分」を誇るのもほどほどになさったほうが世の中のためになることもあるのですよ。しかしこういう人たちは、腐っても「インテリ」が多いから、何かのきっかけで気がつけることもある。それが産業医とか産業カウンセラーの仕事だったりしてます。


「おら達ベンチャー、負けねえぞ系会社」
 ベンチャーって流行りましたよね。大手の隙を突いて伸し上がってやろうといういわば「野心」の塊みたいなもんですね。が、ために。とにかく既存のものを否定することから始まるのがこの人種。時に既存の考えを用いた方がうまくいくということもありますね。そこは臨機応変に使い分けるのがベストでしょう。しかしとにかく「俺達は新しいことをやってるんだ」という偏心人種ですから、何の根拠も無く自流に拘ろうとする。自流と野心と敵意が彼らの根っこだから、じつは人と組んでやっていけないし、結局独り善がりになっていく。ま、そこをうまく自分で出来ること出来ないことを整理して人の力を借りつつ実力を発揮できればこれ成功への道なんだけど、そこまでの道程が長いと思ってください。長いがために途中で潰えることもまま多いわけで。


「人=パソコン、系会社」
 今、人材を管理する部署を「購買」と名づける企業が多いですね。労働者は人身売買にかけられているわけです。恐ろしい世の中ですね。ま、そういうわけですから、実際にそういう会社では人を人とも思わず、まるでパソコンか何かのように取り扱います。血も涙もありません。実力を数値化するところから始まり、稼働率のパーセンテージ、ミスの件数、エトセトラ、とにかく査定はすべて数値化されたものに拠っています。ドライといえばドライだし、不公平が無いとも言える。しかしそうした気風の企業に例えば週五日通い続けることってけっこうツラいと思いませんか。きっと人対人のコミュニケーションがめんどくさくなってしまった、だから「購買」という扱いにしてしまったんでしょうね。人対人のコミュニケーションをめんどくさくさせてしまったのって、一体何なんだろう、誰なんだろう、と思う。


 これらは私が経験した複数の企業を大別して整理した結果。もちろん、これだけではないでしょうね。どんな仕事もどこか外様的な視点で冷めた目で見てしまうのはもはや「職業病」かもしれない。もちろんそれぞれに私なりの処方箋はあるんですが、イチイチそういう口やかましいことを言っていると本当にクビが飛ぶのでおとなしくしているか、こっちから辞めます。まぁ本当に困った「職業病」です。





前田恵祐



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