「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。

Monthly Talk/01 Jun 2016



 政治とカネ・・・に、クリーンなはずの舛添氏が今その政治とカネにまつわる様々な疑念のもとに窮地に立たされている。別荘通いの問題や高額な出張費、宿泊費、美術品に自家用車、様々な使途について、不適切な会計処理をおこなっているのではないか、という問題。ただ、これらの問題は、たとえば贈収賄のような巨悪というより、小悪の積み重ねという感じがする。ま、大きかろうが小さかろうが悪いことは悪いのであって、それは適切に処罰されるべき事案ではあるだろう。


 見ていて思うのは、舛添氏の釈明はみっともない。話を聞いていると完全に黒という事実を白だと言い張っているような答弁に終始している。もうこれだけ黒という内容の事実が出てきている中でこれ以上白と言いはるのは無理がある。潔く辞めておしまいなさい、といったところ。東京都知事としての資質にはもう誰もが疑念を抱いているところだろう。


 カネに汚い、ズルい・・・政治家という職業に就くと誰もがこうなる。カネにクリーンな政治家なんてこの世の中にいるのだろうか、と思えてくる。この温床となっている事実を抜本的に改善、改革しなければイタチごっこではないのか。それを変えるのも政治家自身だから、手のつけようがないのだ。権益、役得。


 しかし、そうした政治家を選んでいるのは我々自身であるということを忘れてはなるまい。国民は政治家に対して甘すぎるのだ。もっときちんと目を光らせ、監視する体制やマインドを持たなければ、この国自体の自浄効果に至らない。政治家にやりたいようにやらせ放題の現状を作り出した国民の側の自己責任を私は強く指摘したい。


 私を含めて、日本人は政治に無関心だ。まず第一に政治とはなんぞやという教育がはっきりと手薄だと思う。放っておくと都合のいいように好き勝手やってしまうのが政治家、というより人のサガなのだとしたら、すくなくともしっかり監視し、監視するにはどれだけの知識が必要で、それを得るにはどんな教育と学習が必要なのかというところに立てていない。どこか人任せというか、対岸の火事というか、いつまでも我が事にならない実情はあると思う。


 監視の仕方も知らないわけだから、「指摘」の仕方も知らないわけで、今回のようなことがあってもニュースキャスターが首をかしげてそれでお仕舞い。ワイドショーがザワついて新聞が一面で報じてそれっきり。悪い奴のトカゲの尻尾切りをやっているにすぎない。それもこれも国民自身が我が事という意識を持たないからにほかならないのではないか。いつまでも同じことの繰り返しを恥じるべきだと言うのは簡単だ。いかにも思考停止。いかにも自分に甘い。


 私もいい加減この弱小ブログで声を上げ続けても、どこにも響かないし、誰も聞いていないんじゃないかという気持ちにしかならないが、反面この生ぬるい世の中にはもうほとほと呆れ返っているところでもあり、また呆れ返ったところで思考停止する我が思考回路に忸怩たる思いでもあったりするわけである。





2016.5.20
前田恵祐

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