「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。

Monthly Talk/01 Sep 2016



 フェイスブック(FB)などのSNSが流行るようになって、よく「承認欲求」といった言葉がもてはやされるようになった。誰かに認められたい、「いいね」を押してもらいたいと思う気持ちが前面に出てくる人が多くなってきているということのようだ。


 FBをやっていて「いいね」がつくのとつかないのとでは気分が違う。つなかいとなんだか寂しい。だからというわけではないけれど、「いいね」を押してもらうため、あるいは、「いいね」と言ってもらいやすいように誘導するような書き込みをしている人も僕は見かける。たしかにそういう人は、いわゆる「承認欲求」みたいなものが旺盛なのだろう。僕の場合はどうだろう。僕の場合は圧倒的に「友達」が少ないからなかなか「いいね」はつかない。そもそも「いいね」をつけてくれるであろう人の母数が少ないからしようがない、とは思っている。それに、エントリはすべて友達限定で公開している、というのもあるし。


 たしかに、社会人として、自分以外の誰かから承認を得る、認められる、という機会はそれ単体だけでも少なからぬ自信につながると思う。そのためにSNSやネットを利用する、その気持ちもわからないではない。というか、僕自身、こうしてBLOGというカタチではあるけれど、自分の考えるところを発表して読んでいただき、そしてこの場においては「拍手」という「承認」を得ながら生きているわけで、もしかしたら僕もかなり「承認欲求」の旺盛なタイプなのかもしれない。それは否定できませんね。ネット上にこうして何らかのメッセージを乗せる、流すことで、つまりどこかの誰かと少しでも繋がったり、共感を得たりはしたいなー、、と心のどこかでは思い続けていた。それは確かです。


 反面、僕のネット上での行動を自分で観察してみると、圧倒的に「いいね」を押さない自分がいることにも気がつくわけである。例えばSNS上での他人のエントリを読んで、それでオシマイ、他人のBLOGを読んでも感想は書かない方だし「拍手」のたぐいもけっこう、押さない。自分では押されたい、押されたいと心のどこかで思いながら書いているくせして、他人に対してはそれをやらない。なんて自分勝手なものだろう。


 僕の場合は、どこか社会や常識に対して批判的なスタンスでモノを書いているようなところがある。でもそれは僕の素直な感想や思いだったりするわけで、その、いうなればへその曲がった自分の考えや思いに対して共感してくれる人が多少なりともいてくださることには、安心だったり、ホッとしたりする気持ちがとても大きい。


 こうしてこのBLOGでも7年やってきて、僕のへそ曲がりな理論についてきてくださる方が確実にいらっしゃるとわかって、それは確実に僕の自信につながっているわけです。「わかってもらえるだろうか」、「伝わるだろうか」、その前に「自分はうまく伝えられているのだろうか」と思いながら書いてきた。薄氷を踏む思いでもあったし、まるで夏タイアで氷結路を走るような緊張感のようなものも、ごく最近まではあった。過去形ね。


 みなさんのおかげです、ありがとうございます。


 と、いうわけで、満7年をこの6月に迎えていながらなんのご挨拶もしておりませんでした。今後とも「新・クルマ批評」を宜しくお願い申し上げます。





2016.8.12
前田恵祐

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