「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

201601 まいましーん



2015年11月から日産・ティアナが愛車、ちょっとご紹介します。














車両概要

日産・ティアナ 230JK-Pコレクション 4段オートマ
初度登録:平成17年11月
現在の走行距離:48000Km
このグレード特有の仕様
     パールスエードインテリア
     運転席パワーシート(助手席は手動、オットマン無)
     脱着式リアヘッドレスト&大型アームレスト
     6スピーカー高出力オーディオ
     フロントフォグランプ
装着されているメーカーオプション
     DVD方式カーウイングスナビゲーションシステム















購入時要件

 あいかわらずそんなに潤沢な資金はありませんので金額縛りが最大の要件。そのなかでハンドリングや乗り心地の好みが合っていたのがこのクルマということです。デザインや雰囲気は二の次ですが、十分以上に広くてなかなか上品な調度はそれ自体悪くありません。












内装、スペース

 だけどこのクルマ、乗ってみるとやっぱりインテリアですね。特にドア内張り。独特のシェイプや造形でかなりうまくスペースを稼ぎ出しているしそのカタチ自体もシンプルながら品がよくモダンな雰囲気で、このクルマならではの味があります。ドア内張りの張り出しの少なさはちょっとしたものです。井桁状のダッシュボードやワンモーションデザインのシートなど目を引きますが、どれも機能とのバランス、裏打ちがしっかりとしていて、見てくればかりじゃない奥行を感じさせます。比較的細身なピラーはやや濃い目の着色で視界良好。なで肩に過ぎるドアミラー形状や日向でダッシュが大写しになるフロントガラスなどは小さな不満。









走り

 2.3リッターV6エンジン170馬力そこそこが1450キログラムを引っ張るため余裕綽々というわけではないが、VQエンジン特有のサラサラ感あふれるストレスのないアウトプットをややローギアードに使わせる構成。適度に負荷をかけると金属質のちょっと硬派な音を発するあたり、やっぱり日産。歯車式4段なのかと思わせるくらいシフトショックは少なくなめらか。そして静か。


 軽いが中立がはっきりとしていて、転舵過程にあっても正確さは保たれるという、信頼感の高いステアリング。フェザータッチなのに正確。これはちょっと得がたい魅力。ホイールストロークが長くサスペンションアームのスパンも長め。ロールセンターは高めで内外輪の接地感が安定していて足取りがしっかりしている。ロールはするが懐が深い。リアのマルチリンクは聞けばFR系と共通性のあるコンポーネンツが用いられているらしい。道理で剛性感が高い。


 乗り心地はソフトというより、しっかりかっちりしていて節度感がある。しかし固めることで安定を得るのではなく、長いアシを素直にストロークさせて適切に上下動を減衰し、安定した姿勢を得ている。このあたりを見込んでこのクルマにしたのですから。






どんなクルマ?

 一言に上品なファミリカーです。モダンでセンスのよろしいインテリアがこのクルマの飛び道具になっているけれど、だからといって高級車というわけではないし、例えばJフェリーみたいに上品すぎないところがいいんじゃないでしょうか。ただ、新車当時この価格帯(250万円前後)のユーザーにとってこのインテリアやエレガンスが実生活にどれだけリンクしていたかはやや疑問。その意味でこのインテリアは「一人歩き」だったのではないか。(格安中古で買った私の実生活とは更にかけ離れ・・・)


 ただ、このインテリア、ご婦人方にはいたって評判がよろしい。年代を問わず口を揃えてこのインテリアを褒め讃えてくれます。「グリーン車みたい」だそうです。


 個人的にはもうそんなにマニアックな濃い味なものでなければならないという思いはないし、丈夫でお金がかからずそこそこ小奇麗にまとまっている実用的なクルマであればそれでいい、という感じです。


・・・なんて言いながら、このグレード、2005年に一年間だけしか販売されていない(しかもこの個体の登録はマイナー直前の前期最終)、パールスエード内装でありながら助手席が手動で、しかもこのクルマのウリの一つであるオットマン無しってあたりのレアさ加減にヒトリ悦に入っている私だったりするんですけどね。





2016.1.30
前田恵祐

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