「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

人材のグローバル化は本当に必要なのか




 トヨタ自動車の外国人女性役員が麻薬密輸の容疑で逮捕された。誤解を恐れずに言えば現代人というのは何かしら薬の世話になっているし、またマスコミと医薬品業界も一体になって病院に行こう、薬を飲もうというキャンペーンを絶賛展開中だから、それに踊らされている「不安症候群」の現代人は何疑うことなく病院に行き飲む必要のない薬を大量処方されるという馬鹿なことになっている。薬を飲むことで何かが解決することは、ままあるけれど、それはまあ胃痛とか風邪くらいのものじゃないですかね。薬でガンは治らないと思ったほうがいいし、ガンになったらもう諦めたほうがいい。金ばかりかかって結局辛い思いをして衰弱死するだけ。痛みだけ取ってさっさと死んでしまったほうがマシ。うつ病にしても、これも絶賛キャンペーン中であるからして、精神科医は無駄に処方箋を発行し、過剰処方で薬物依存状態を作り出し「リピータ」獲得に躍起だ。


 それだけ現代人は「薬」というものに踊らされ、「依存」していることになんの疑いも持っていない。


 私はこの女性役員も同じことだと思う。違法薬物と知らなかったはずはない。そして、それを服用しなければならないほど自分は追い込まれていてツラい状態なのだと勝手に思い込んでいるだけだと思う。あるいは、本当にツラいのだとしたら、それは子育てとキャリアウーマンという「ダブルワーク」をやってきたのだから、ある意味当然でもある。男はそういうダブルワークをしない。男は子供を産めないし、子育てもうまくできない。何度も言うけれど、男と女の人類としての役割は厳然と異なる。キャリアウーマンをやるなら子供は諦めるべきだ。そのほうが子供のためでもある。子供のため、ということは即ち将来の国や社会のためでもあるということをいい加減そろそろ知ったほうがいい。そしてキャリアウーマンと子育ての両立は、ほら、こうしてうまくいっていないでしょう?


 薬でなんとかなる。これは間違いだ。薬とはあくまで対処療法でしかなく、根治ではない。身体や頭や精神がなんらかの異常を訴えたならその根源を見つめなければウソだと思う。私も腰痛で痛み止めを飲んだりするけれど、そんなものは気休め程度でしかない。腰痛を作り出した原因特定をおこない、「源流主義」で対処していかなければまた同じことを繰り返すだけだ。


 くだんのトヨタの外国人役員女史がその薬を服用せねばならなかった理由は何だったのか。そんなキツい薬を服用してまで外国である日本に赴任せねばならなかった理由とは何なのか。


 グローバル化などという安っぽい俗語にこれまた踊らされ、トヨタもこうした人材登用を行ったということなのだろうが、そもそもトヨタ自動車が日本で、世界で認められたその源泉とは何だったのかを考えたほうがいい。私はトヨタは日本人的な思考回路と責任感、俗語を使うなら「おもてなしの心」をもって多くの信任を得、業績を伸ばしてきたのだと思っている。そこに果たして外国人は必要なのだろうか。


 ある意味、井の中の蛙でいいと思う。そうであるとわかった上で。日本という国、土地、文化、人種が生んだトヨタ自動車という日本車の生産者が、「日本人」であることを捨てる理由はどこにもない。むしろ、箱庭日本の文化をどんどん、「歪めることなく」世界に発信していけばいい、自信を持って。以前も書いたけれど、トヨタアムラックスを訪ねた際に外国人観光客がセンチュリーやマジェスタ、プログレを見て激しく興奮してカメラのシャッターを押しまくっていた姿が忘れられない。どれも海外には出ていないクルマである。そして外国人はそういう日本車に「興奮」したのである。その事実をトヨタ自動車は知っておいたほうがいい。彼らの欲する日本車とは断じてレクサスなどではないのだということを。


 私は今回の人材登用とその人材が捕まったという事実をして、トヨタ自動車にこの路線を歩むことはふさわしくないという、天の配剤のようなものだと思っている。まだこの路線を続けると言っているが、そいつは考え直したほうがいい。外国人が必要だというなら、それは現地法人だけで充分だし、もっというなら通訳がいれば済む話だ。全てを日本人が作り、日本人が売っていく、だから日本車なのであって、そこに外国人の思考回路が入ってしまったらそれは国内資本であることをかなぐり捨てるのと同じことだ。


「グローバル化」・・・こうした俗語は大抵人間に無理をさせる。ただのカッコつけのための体裁のための、もっというなら建前のための言葉だ。そういう低俗な言葉に踊らされ、人間に無理を強いて、そして役員は逮捕された。


 ま、ある意味現代的な、「トレンディ」な事件ではあったと思う。





前田恵祐
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