「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

3ヶ月やってみての感想


 念願の自動車媒体に3ヶ月書き続けてみた・・・
 


  • いつかは・・・と思っていた媒体掲出が【達成】
  • 商業主義との接触、【達成】
  • 自分にこの分野での能力があることを確認、【達成】
  • 文章での収入を得ること、【達成】
  • 多数のアクセスを得ること、【達成】


 以上を持って所期の目標を達成できたと判断して・・・は92年9月11日ホンダ撤退のコメントになってしまいますが、まあ、諸々達成した、というか、ほぼそうなって欲しいという内容の成果は得ていると感じています。つまり、たぶんもうちょっとうまく立ち回ればこの業界に自分の居場所は確保できるんじゃないか、という見当はボンヤリと持っていたりしますよね。


 ただやっぱり根っこが商業主義だから僕の主義とは完全に相反する。記事の内容や文章の巧さというよりも、どれだけキャッチーな言葉を用いてクリック数(広告など含め、むしろそっち)を上げていくかというところにしか、彼らは興味がない。しかし、多くの読者はそれを求めていないのだということも肌で感じ取れたような気がしました。


 それと、とくに今回世話になっている媒体というのが、スマホ閲覧のクルマ離れ世代の若者向けだから、どうしてもそうした方向にバイアスが掛かってしまう編集方針になる。そもそもクルマ離れ世代がなにを考えているのか、なにを面白いと思うのかがわかっていない(これは僕も)し、それからそういうクルマを知らない世代に、クルマの本来の楽しみ方、嗜み方のようなものを「提案」できていない気がとてもする。


 記事の大半はいわゆる「トリビア」系とか「雑学」、「知識」、「スペック」、「理屈」に大別される。この中に確実に抜けているのは「体験」なんですね。クルマに乗る、という体験も非常に重要だし、クルマを持つ、面倒を見る、付き合う、ということから得られる「良い体験」というものを「提示」できていない。これ、どっぷりクルマ世代の僕なんかからするととても「必要だなあ」と強く思わされる。理屈じゃない、本当に心から楽しめる、豊かになれる世界観があるということをもっと知ってもらう必要がある。


 頭でっかちになっても、クルマは楽しめない、これ、このブログの趣旨でもありますよね、皆さん!いかがですか!(笑)


 で、やってみないとわからないこともあるし、現代の自動車媒体が抱える根源的な、資金的な問題、人的リソースの問題、読者とのコミュニケーションの問題など、様々見えてきて、僕としてはすごくいい勉強になったと思っています。


 媒体への執筆のせいでこちらの更新回数が減ってしまったのは本当にごめんなさい。でも、向こうではワサビ抜きで書かなきゃいけなかったから、たまに書けるこちらの文章にはその分ワサビ多め、サビダクで書かせてもらったと思うんですが、いかがでしょうか。そういうメリハリもついて、このブログの方向性もより鮮明になったような気がしますよね。


 媒体の仕事は当面続けることになると思います。そしておそらく僕のことだからこの状況に甘んじている自分ではきっとない。だから次のステップを確実に見つけ出してさらに進化した”前田”をご覧に入れることになると思う。まあ、それがいつになるのかどういう形態になるのかはちょっとまだわからないけれど、少なくとも一つの方向に「遠心力」がついてしまったからね。うまくレーダークルーズコントロールやオートリルートを駆使しながら、デジタル&アナログクルージングを続けていきたいと思っています。





2015.8.31
前田恵祐

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