「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

ALL NEW ALFA ROMEO PRESS CONFERENCEに潜入




2014年5月27日(火)11:00~12:00
東京国際フォーラム 展示ホール2
オールニュー アルファロメオ プレスカンファレンス
 



 と、いうわけで各駅停車を乗り継いでやってまいりました有楽町。心配された雨も降らず、かといって快晴とはならず、蒸し暑さの訪れた雨季直前の都会のど真ん中。ま、会場は屋根の下なんで雨でも関係ありませんでしたが。




 招かれた熱きクルマに思いを寄せる熱き紳士淑女の群れ。しかしあの青いテープで仕切られた向こう側の人だけ座れて、しかも資料もどっさり。こちら側はあまり招かれざる感じの集団。ただし熱気は充分。




 座席はスルーして後ろの衝立の奥に誘導され閉じ込められる。あるのはパブリックビューイングよろしく画面がただの一つ。完全にアウェーな感じです。今回は一般招待枠なのでこういう待遇なのかもしれませんが、まったく客を客とも思わない取り扱いはどうなんでしょう。このあと一時間も立ちっぱなしでした。情熱あるアルフィスタなら立ちん棒でも文句を言わないだろう、向こうから好いてくれているのが当たり前、というメーカー側の思い上がったスタンスが透けて見える気がしましたね。




 と、ほどなくして長澤まさみ嬢登壇。一気に色めき立つプレス陣と衝立の上からなんとか撮影を試みたビジター数名のうちのわたくしは一人です。長澤嬢と同じ空気を吸えただけでも感激です。足が棒になった甲斐がありました。




 むろん本当のお目当ては長澤まさみ嬢ではなくこちら。4C(フォーシーと発音)。サイズも手ごろだしエンジンも4気筒だからと親しみを勝手に抱いていた私が馬鹿でした。カーボンファイバーモノコックを用いて徹底的な軽量化で1tを切る車輌重量。馬力あたりの荷重は4kgってんだからスーパーカーの世界。当然お値段も「誰にでも手の届く!」780ウン万円なり。




 その780ウン万円にワタクシが試乗、じゃなかった、座ってまいりました。ガラケーで画像を撮ってございます、ご覧ください。




 ガラケーなんぞで撮影しているのはワタクシ一人だけでございました。おかげで液晶が白く飛んでます。でもちゃんと運転席に座りました。サイドシルが広大で乗り降りのたびに骨盤が開きます。




 ビアンコもよーございますね。780ウン万円、MR2に毛が生えたようなもんだと思い込んでいたワタクシは一気に場違いな気分に満たされたのでした。(なにが誰にでも手の届く、だ!笑)




 お土産はこれだけ。これだけだぜ、これだけ。780ウン万円のクルマの発表会に招かれてカタログの一冊も貰えないなんて・・・



 アルファロメオは完全に嗜好品です。メーカー自ら情熱が売り物だといっています。したがって、乗る側にも「情熱」が求められている。情熱ある者だけをメーカーが選んでいるようなところがある。そう考えるとずいぶんと高飛車なものです。しかし嗜好品であるアルファロメオだから「情熱」の名の元に許される、あるいはそのように誘導されているようなところがある。カンファレンスのスピーチの中でも「情熱、情熱」と繰り返される。わたくしはとても傲慢なやり方だなと感じました。ま、考え方を変えて、冷静に実用品として評価するに値しない製品だと言い換えることは出来ると思います。これは庶民の為のクルマではないということは確かですね。



 とはいえ、1750cc4気筒直噴エンジンにターボチャージャーで過給を行なうパワーユニットをリアミッドシップとし、カーボンモノコックで軽量化、エアロダイナミクスとパッションを表現するスタイリング、これらに780万円を超えるお金を投下できる人は限られているはずです。本当に「熱い」アルフィスタは諸手を挙げて受け入れるでしょうが・・・



 機会があれば試乗してリポートも上梓したいところですが試乗車は降りてこない可能性が高いでしょうね。私はこの4Cならロータスを選ぶと思います。なんといってもこれよりずっと安い上にマニュアルギアボックスが標準、ましてやエンジンはトヨタ製ですからね。メーカーとしてのスタンスは似たり寄ったり・・・かもしれないけれど。






前田恵祐


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