「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

トヨタ ハリアー 2013



 これは次期ハリアーである。年内発売という。ハリアーも二代目が長らく引っ張って10年近く売っていた。レクサスRXに引き継いだかに見せて2.4リッター、2AZエンジンに絞って売り続けていた。そもそもいまこの時代にハリアーというキャラクターを必要とするかどうかの議論はさておいて。


 フェイスブックでトヨタがこの写真を公開して意見を求めた。するとどうだ、やれ質感が低いだのグリルがダサいだのと針のムシロ状態。殆どポジティブなメッセージがつかないというのが凄いなぁと思った。ハリアーがそういうネガティブなものを持っているのか、トヨタがそうなのか、トヨタの投稿のしかたがマズかったのか、要因はいくつも考えられるが、それにしても。


 しかし、あのネガティブコメントの嵐を書き込んだ全員が絶対にこの新ハリアーを買わないだろうか、と考えてみる。イヤだな、と思ってもコメントしなくてもいいや、と思う人が居るということもあるだろう。そんな状態だからポジティブに思っていても書き込めない、ということもあるだろう。しかし、何百と付いたコメントをみていると、すなわち良きにつけ悪しきにつけ、それだけ人心を惹きつけている証拠なのであって、注目を集めているということには違いない・・・というか、トヨタとしてもそこは織り込み済みだったのかもしれない。


 この写真をみせてリアクションを見たのだろう。リアクションが薄ければ販売目標をちょっと少なめにしておこうか、といったところだったのだと思う。フェイスブックを利用した市場調査だったというわけだ。そうと知らず大真面目にネガティブコメントを書き込んでいる人を見ていると、なんだか虚しくなってくる。トヨタの手のひらの上で踊らされているだけだもの。


 で、新ハリアーね。


 今年のような豪雨で道が冠水しタイアの半分以上の高さまで水位が来るような事態に遭遇すればハリアーのようなロードクリアランスのあるクルマは有効だろうなぁ、とニュースを見ながらボンヤリ思った。ま、ハリアーのようなタイプのクルマの実用的価値はそんなもんだろう。あとは荷室がちょっと広かったり、見晴らしが良かったりと。だから時代が要請しているかどうか以前に、好みや必要に応じて選べばいいというだけのことだ。ハイブリッドもあるようだからいちおう時代の要請には応える形で出てくるようだけれど、はたして。


 アベンシスの試乗の時に興味深いことを聞いた。トヨタユーザーには根強い「ステーションワゴン派」がいるのだそうだ。アベンシスはその層に応えるべく投入されたということだったが、つまりハリアーはその方面の強化策ということなんではないかな。


 ま、トヨタ車は細かいことを気にせず、燃費が良くて壊れなくて便利に働いてくれたらそれでいいわけで、新ハリアーもそれを満たしていそうだからこれでいいんだと僕は思っています。



前田恵祐



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