「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

キライなもの=クルマ好き


 何度も言っているかもしれないけれど、僕はクルマ好きという人種が大嫌いです。なに、オマエもクルマ好きじゃないのかって?・・・それは違う。クルマ「も」好きなんであって、電車も好きだしアイドルも好きだ。ピザーラのねぎべえも好きだしローソンなら鶏カラよりやっぱりからあげ君のほうが好きだったりする。そういういろんな好きなものの中のうちの一つにクルマがあるのだと思ってもらいたい。ただただクルマしか愛せない器の小さい人間と一緒にしてもらっては困る。


 クルマしか愛せないクルマ好き、便宜上ここからは単純に「クルマ馬鹿」と書くが、とにかくそういう人種というのはなにせアツクルシイ。クルマが好きな者同士とわかれば急に仲良くなれると勘違いしている。普段は高く高くこしらえた垣根があるくせに、突然そいつを取っ払ってものすごい勢いで距離感を詰めてくる。キモい。満面の笑みだ。そしてさらにいけないのが、人の話を聞く前に自分の自慢話を延々繰り出してくることだ。こうなるともうダメ。さようなら。


 このギトギトとしたアツクルシイ不快感を例えるなら、猛暑日の昼メシにドラムチキンを山盛り出されるのと同じかそれ以上のものはあると言いたい。


 相手が少しでもクルマ好きとわかると突然開放的を通り越して失礼なくらい自己主張をしてくるっていうのは一体何なんだ。思うに、それはきっと抑圧の裏返しというものがかなり大きいのだとは思う。この世の中クルマ好き人口はかなり減少している。女の人もあまりクルマをモチ上げてはくれない。話しのわかってくれるヤツがいない。クルマ好きという人種はけっこう肩身が狭いのだ。いや、だったら僕みたいに興味の幅をうんと広げればいいだけじゃないか。そんなにクルマ一つに固執する必要は無いじゃないか。しかしそいつができない不器用さが日本男児なのかもしれないね。


 クルマ馬鹿ってのは、とにかくもう「自分の話」しかしない。とにかくこれがイヤ。そしてシツコイ。アツクルシイ。もっというなら醜い。ちゃんとコミュニケーションできるクルマ馬鹿に、僕は出会ったことがない。やれ「アレに乗っていくらかかった」とか「コレの修理に何時間かかった」とか。あ~もうウンザリ。


 クルマというのは自慢の道具には、もうならないことに気がつきましょうね。みんな持ってるし。むしろ持たないことのほうがエコでスマートな生き方なのだという認識さえあるくらい。僕はマニアックなクルマの楽しみや面白さは重々わかるけれど、それを所有したところで僕は「一人遊び」として楽しむし、誰かに自慢したりしあったり、見せびらかしたりはしないと思うのね・・・というはなしを何年か前のマンスリーに書きました。以前書いたにもかかわらずまた書いているということはね、またそういう馬鹿でアツクルシイ奴に出会って不快な思いをしたからなんであって。


 すいません、捌け口にしちゃって(笑)。


 ま、クルマだけじゃないよね。音楽だってワインだってそうでしょう。自慢してひけらかして、自分の話ししかしない趣味人って、ちょっともう「終ってる人」だよね。狭くてアツクルシくて、つまり正常なコミュニケーションが取れない。ということはきっと仕事もデキないやつだよきっと。そのくせクルマ弄れるくらいの小金は持っている・・・も~ますます小賢しい。


 僕は新車試乗をしに行って色んなクルマに乗せてもらえているし、その意味ではまったく退屈しない。だから自分のクルマは今乗っているヴィッツでけっこう満足している。やっぱりクルマは壊れなくて金がかからなくて燃費が良くてエアコンが効くのに限りますよ。そっちのほうがずっと「格好いい」と僕は一人悦に入っています。





前田恵祐



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