「新車試乗インプレッション」と「自動車批評」を主とするBLOGですが、ここに記されているレポートは鵜呑みにせず、ご自身で何事も検証してください。自己検証が大事だ、と言い続けたいブログなのです。 キミたちはもっと利口にならなければ、利口になろうと思わなければならない!

青山一丁目にF1を見に行った

ホンダウエルカムプラザ青山に行ってきました。(2013.5)

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 新宿にヤボ用があり、そのついで、昨日正式にF1復帰を表明したホンダ、伝説の(?! w)青山一丁目ウエルカムプラザには三世代のF1マシーンが特別展示してあるというので大江戸線に飛び乗った。




 入っていきなり、きゃーーーーですわ(笑)。でもみなさん粛々とシャッターをお切りになっていらっしゃったので、動悸を沈め冷静に。「12」というカーナンバーからもわかるように、このマシーンはセナさんが鈴鹿で初めてのチャンピオンを決めた、ホンダ・マールボロ・マクラーレンMP4/4です。1.5リッターターボレギュレーション最後の88年、言わずと知れた16戦15勝を達成したマシーン。勝てなかったのはフェラーリのお膝元、イタリア・モンツァで、あれはたしか最後の最後までセナさんがリードしながら、ウイリアムズ・ジャッドのマンセルが水疱瘡になった代役のナニガシと当たってリタイア。フェラーリのベルガーとアルボレートのワンツーを許した、という劇的敗戦でした。しかもそのレースの直前にエンツォ・フェラーリが逝去していたので、エンツォの神通力だとかなんとか書き立てられていた記憶があります。




 因みに黒文字ステッカーはみなつや消し仕上げ。どの角度からも反射せずカメラに捕らえられるよう考慮したもの。さすがロン・デニス。ま、ロン・デニスが決めたのかどうかはしりませんが。サイドポンツーンの後端にシュノーケル型のエアスクープがないのでこれは後期型ですね。




 セナさんやプロストさんの汗がしみこんだコクピット。バスタブがけっこう浅い。これは低重心低車高ロードラッグのコンセプトのため車体が極端に扁平しているためですね。今のF1とはドライビングポジションがかなり異なるはずです。ミラーも小さい。




 これは2006年ハンガリーで第三期の初優勝を飾ったマシーン。2000年参戦からじつに6年を要した初優勝だったわけで、いかに苦戦していたか、あるいは内情的にもかなりもがき苦しんでいた第三期、黄金期を知る者としてはHONDAの文字が霞んで見えた時期でもありましたね。そうそう、TBS金曜ドラマ「想い出にかわるまで」最終回で主人公るり子役の今井美樹がホンダのセールスレディに就職した設定でアスコットを客に商品説明していたのはちょうどこのあたりね。




 この前の年までは佐藤琢磨もドライブしていて、その琢磨をクビにし、スーパーアグリをでっち上げたりと、F1参戦の指針そのものがブレていたという印象もある。BARを買収して車体もホンダでやると言いながら運営は元BARのメンバーに握られてまったく思うように采配できなかったり、ま、深堀りするとスポーツというより政治色の濃いモヤモヤした第三期だった。




 爺ィジです。ジージはだれにも相手にされてませんでした。私も撮る順番は最後でしたね。もっとジージにも構ってあげましょう。寂しそうにポツネンと佇んでいたけれど、でもF1という乗り物がいかに大きくなっていったかが判る。タイアの細さなんて見てごらん。




 日の丸のカラーリングをまとって、ヨーロッパ、文化の森に挑戦した第一歩、第一期。でも初優勝したのは南米メキシコね。




 エキゾーストマニホールドからエンドパイプまでは美しい曲線だけど、穴にフタがしてあるのはチト残念。でもこれダミーエンジンじゃなくて本物のエンジンを積んで展示している証拠だよね。




 宗一郎さんの言いつけで、地震が来てガラスが割れて降り注がないようにバルコニーが取り付けられている本社ビルなわけですね。




 F1ばかりでなく、市販車の取材も、ね、ジャーナリスティックに(笑)。インサイトの後席ははっきりと居心地が良くなっていました。頭上空間も少し広がっているし、前方の眺め、後席シートのかけ心地などなど改善の跡アリ。プリウスに負けるな。


 と、まぁそんな具合で、平日夕方、そんなに込み合っていなかったウエルカムプラザ。F1を撮るのは初めて・・・ではないな。1993年東京モーターショーのルノーブースにあったウイリアムズFW15CルノーのふりをしたFW14を一枚だけ撮ったことがあるけれど、あの写真どこいったんだろ。セナさんの乗ったマクラーレンホンダだけにコーフンするかなと思っていたけれどそーでもなかった。それはもう、そこにいるってわかっていて行ったからね。このあいだの185系電車OM08編成独り占め撮影の時のほうがコーフンしてました。


 と、いうわけで、けっこう冷静にレポート終了。ありがとうございました。




前田恵祐



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