祝いの宴~Y31セドリック・グロリア30周年 於、ホテルオークラ東京 あの頃の日産が良かった理由 2017年06月17日 今日も客扱いに勤しむ、30年越しの「セドリック」最終型の勇姿を、平成元年登録我が「グロリア」のボンネットマスコット越しに望む。30年前の今日も、梅雨の晴れ間、爽やかな晴天に恵まれたようです。30年後の、今日のように。 なにやらY31セドリック・グランツーリスモが刷り込まれた、ただならぬ和食の品書き。メールで席を予約した時にちょこっとだけ、書いたんです。お宅で30年前の今日という日に発表会をした名車をつくった男たちとの祝宴である、と。そしたら、こんなことまでして迎えてくれた。ホテルオークラ東京「和食 山里」様、さすが古参ホテルはすることがちがう。当時、三坂さんもこだわってこのホテルを発表の場に選んだそうです。当日は緊張していたそうです。「社長がサボって俺に喋らせたんだ」と仰っておられました(笑) 左から、今回初めてお目にかかる宮内照雄さん、そしてご存知Y31セドリック・グロリア主管の三坂泰彦さん、エクステリアチーフの若林昇さん。宮内さんは35スカイライン、50シーマ、34ステージアの主管を務められただけでなく、それよりなにより、わたくしが小学校時代に感銘を受けた「トラッドサニーの足廻り」を担当された方でもあり、個人的にはそちらの方向で高テンションに(笑) お酒が入ると、7700rpmレッドゾーンのVG20DETより遥かに舌のまわりがよくなる、とくにこのお二人、やっぱり名コンビなんですね。取材前にはお酒を用意しておいたほうが良さそうでした(笑)。最後の別れ際に、「じゃあまたな」といってお二人はがっちり握手を交わされた、これがなんとも格好良かったです。 30年前の発表会はオークラ本館でしたが、今は工事中。別館の前で不肖わたくしのY31とともに、しかもわたくしまで入らせていただき、記念撮影。 そして。 ICレコーダーは3時間回っていました。今日は取材ではなかったのです、宴ですから無粋は禁物と思いながら、しかしそりゃあ当然、クルマとクルマ作りに関するお話しがテンコ盛りになっていくわけでして。 すっごく、面白かったです! そして、お集まりいただきました皆さまには、大変喜んでいただけたようです。今日という日にお三方ともお時間をご都合いただけたこと、オークラの食事処の席を偶然取れたこと、などなどの奇跡がかさなり、不慣れなわたくしのご案内ではありましたが、お食事をご一緒いただくことができました。 ここまで粘っこく、取材をさせていただいてきた甲斐がありました。 ありがとうございました。 追伸:最近、Y31に関連する出版物のインタビューを、三坂さん、若林さんは受けられたそうです。近々出るということですので、楽しみですね。そして、わたくしの「あの頃の日産が良かった理由」シリーズも、まだ終わりませんので、よろしくお願いいたします。 2017.6.17 記 前田恵祐 [30回]PR