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前田恵祐は2018年5月18日、闘病の末この世を去りました。 故人の意思を尊重し、ブロクは閉じずにそのまま残すこととしました。 以前からの読者の方、初めてブログに訪れてくださった方もこれまでの記事をご覧にっていただけるとありがたく存じます。(遺族一同) 当ブログのURLリンク、内容、文章等を、他のwebサイト、SNS、掲示板等へ貼り付け拡散する行為、印字して配布する行為は、いかなる場合も禁止事項として固くお断りいたします。

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あの頃の日産が良かった理由~序文


 ここ何年もの間、僕は個人的に自動車業界に対してフラストレーションが溜まりっぱなしである。バブルの時代を経て過剰なコストダウンに走り、合理化に次ぐ合理化、採算最重要視の姿勢でクルマ作りを行なっている姿に往年の輝きはない。そんな想いの中、例えばバブル時代、というより、その手前からの日産自動車が、凋落の一途をたどっていた中でなにをきっかけに自分たちの「クルマ創り」を取り戻し、輝かしい名声を得るに至ったのかを、いささか駆け足にはなるがいくつかの点を線で結ぶように追いかけて見たいと考え、このシリーズを思い立った。

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